不安でたまらない・環境になれない・仕事に行きたくない
人が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることは、自分を守るためにとても大切です。しかし、その不安がいき過ぎてしまうと、日常生活に支障をきたすようになります。不安障害のなかに「パニック障害」というものもあります。
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。このパニック発作は死んでしまうのではないかと思うほど強くて自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。最初に発作が起きる原因には、過労やストレスなどが関係していると考えられています。その後、再発することへの強い不安(予期不安)によって発作が起こる場合もあります。
「不安障害」には、発達障害でコミュニケーション、対人関係に問題を起こしたり、イマジネーションや認識の誤作動により、不安で環境になれずに仕事に行きたくなくなることがあります。
不安でたまらない、環境になれない、仕事に行きたくないなどの症状が出る代表的な疾患として、不安障害、パニック障害、適応障害、うつ病、統合失調症、発達障害などがあります。